「うわあああああああん😭」
おもちゃの取り合いに負けて大泣きしてしまった子がいます。そのおもちゃが早い者勝ちだった場合、お母さんも先生もどうしようもありません。
「貸してくれるまで待ってなさい」
「貸してって言ったの?」
「お兄ちゃん/お姉ちゃんなんだから貸してあげなさい!」
もし、この泣いている子が2歳以下の場合はすぐに同じものを与えた方が良いと思います。しかし、3歳以上であるならば少し考えなければなりません。
僕が一番だと思うのはその泣いてる子と一緒にどうしたらいいのか?悩むことです。大人の力で無理矢理その泣いてる子におもちゃを渡すことも出来なくはありませんが、これだとおもちゃを取られた子はその大人を信用しなくなり、泣いていた子も大人に全てを任せるようになります。これだと子ども自身で考える力が育ちません。酷い場合は大人に文句を言うようになります。
別にそのおもちゃが手に入らなかったとしても良いのです。我々大人もどうしようもない理不尽に遭うことはいっぱいあります。その時、我々はどうしているのでしょうか?
直接的に問題が解決しなかったとしても、一緒に悩んでいると
「こっちに何かあるよ」
「あっちでみんな何しているんだろう?」
「する事ないから別の何かで遊ぼっか?」
と色んなものが見えてきたりします。
問題や悩みはすぐに解決しようとしなくても良いのです。わからないことを理解するのは、一生かかっても良いのです。