続・助けなければ良かった?

どれくらいのじかんが経っただろう。いつの間にか空からは雪が降っていた。僕は寒くて死にそうだったけど、今ならすぐ死んでも構わないと思った。

「○○!こんなところで何してるの!保育園から電話があったわよ!」

「お母さん・・・。」

「さぁ!今鍵を開けるから、早くお家に入りなさい!」

「・・・うん。」

それから僕はお母さんの作ってくれた晩ご飯を食べながら、これまでのことを全部話した。お母さんは黙って僕の話を聞いてくれて、ちょっとだけ嬉しかった。

「ねぇお母さん。」

「なに?」

「黙って保育園から帰って来たのに、どうして怒らないの?」

「・・・怒りたいのは○○じゃないの?いじめられてるその子をせっかく助けてあげたのに、まさかそのいじめっ子たちの仲間になってたんだから。助けて損した!って話でしょ?」

「・・・うん。ねぇお母さん。」

「なに。」

「もしお母さんだったらどうしてた?目の前でいじめられてる子がいて、その子を助けてあげる?それとも見ていないフリする?」

「それは難しい話だね。だって、いじめられる話なんて大人になってもあるから。」

「お母さんもいじめられたことあるの?」

「ある。」

「僕と一緒だね。」

「うるさいわね。」