玩具で壁を叩いていいのか?

「ねぇ、玩具で壁を叩いてる人見たことある?」

ある日のこと、○○先生が保育園の子どもたちに聞きました。

「うん、あるよ。」

「だいたい男の子がやってる気がする。」

「女の子が保育園の壁を叩いたら、それじゃ女の子でいられなくなっちゃうよね。」

「私男の子になりたくない。」

そんな子どもたちからの声がちらほらと聞こえてきました。

「別に俺は男だけど壁なんか叩いたりしねーよ!」

「そうだ!男だからって壁を叩くとか決めつけるな!玩具でいつも壁を叩いてるのはひかるくんだろ!」

そう言われたひかるくん。ひかるくんは立ち上がって言いました。

「別に誰かを怪我させてるわけじゃないしいいじゃん!誰に迷惑かけたって言うんだよ!」

その言葉を聞いた○○くんはこう言いました。

「先生に迷惑かけてるよ!」

「そうだね。ねぇひかるくん。」

「君は誰にも怪我させてない、誰にも迷惑かけてないって言ったけど、保育園の壁はひかるくんの物なの?ひかるくんが作った保育園なの?もしひかるくんのものだって言うのなら別に壁に穴をあけようが壊そうが別にいいけど。」

「そうだよ!っていうか壁を叩いてるのってすっごくうるさいんだけど!」

「僕、ひかるくんのお家に行きたくない。だって壁とか玩具で叩いてそう。壁がかわいそうだよ。」