「あっち行け!お前なんかと遊びたくない!」
「ちょっと!私のところにも来ないでよ!」
そう言われたのはまひろくん。まひろくんの手は泥だらけです。
「ちょっとちょっと、まひろくん。お部屋に入ってきれいにしよう。」
○○先生(保育園の子どもが知ってる先生の名前。)がまひろくんに近寄りました。
ベチャッ
なんと泥だらけの手が、○○先生の服についてしまいました。
「先生、大丈夫?」
その様子を見て話しかけてくれたのは○○ちゃん。
「先生は平気だよ。みんなみたいに着替えはないからしばらくは泥だらけだけど。」
「・・・先生、私みんなに『まひろくんとは遊ばない方がいい』って言ってくる。」
「えっ、どうして?」
「だって、まひろくんはいつも汚いし。この前だってトイレから手を洗わないで出てきたんだよ!しかもその手で落としたご飯を拾って食べたし。」
「あっ、それわかる!」
そこへ○○ちゃんもやってきました。
「この前ね、まひろくん保育園で堂々と鼻の穴ほじほじしてたんだよ!ほんとサイテー!もちろん手も洗ってないし。お風呂とか顔洗ってる時とかにちゃんと綺麗にして欲しいよね~。」
「いや、そもそもお風呂に毎日ちゃんと入ってるかどうかも怪しいよ。」
更にそこへ○○ちゃんもやって来ました。
「だってまひろくんの頭見てみて。なんか光ってるというか、ほこりとかゴミ付いてない?それって頭から出てきた脂が髪に付いてゴミとかがくっついているんだよ。」
「あっ、私知ってる!毎日髪を洗ってない人ってくさい匂いがして頭から白い粉が落ちてくるんだよね。」
「何それー。○○先生は知ってる?」
急に聞かれた○○先生はびっくり。
「えっ?う、うん。白い粉ってのはフケのことだね。毎日お風呂に入らなければそれだけ身体から変な匂いがしてくるし。身体を洗うならお尻の穴なんかは絶対ゴシゴシ洗わなきゃダメだね。」
「えっ、どうして?」
「どうしてって、お尻の穴からはうんちが出てくるでしょうが!しかもお尻の穴はトイレットペーパーで拭いても汚いんだよ。なんでかっていうとバイ菌だから。どんどん増えていくの。お風呂に入って洗わない限り、ズボンもパンツもパジャマも布団もみーんな汚れていくって思った方がいいよ。」
「ふーん、そっかぁ。」
「ねえ、先生。」
「どうしたの?○○ちゃん。」
「まひろくんのお尻、ちゃんと洗ってるかどうかわからないから臭い嗅いでみて。」
「なんで!?なんで先生がお尻のにおいを嗅がなくちゃいけないの!?」
「ねえ先生~おねが~い。どんな匂いするのか教えて~?」
「・・・。」
○○先生は○○ちゃんたちに言われて仕方なくまひろくんのお尻の臭いを嗅いでみました。
「くっさ!」