脱いだ靴はどうしたらいい?

 

「ただいまー。」

ここは○○くんのお家です。さっそく靴を脱いで入ろうとした時です。

「靴脱ぎっぱなし・・・」

「・・・えっ?」

「脱いだ靴、本当にそれでいいの?」

どこからともなく声が聞こえたような気がしました。

「ねえお母さん、今なんか言った?」

「え?何も言ってないわよ?」

「・・・確かに何か女の人の声が聞こえたような気がするけど、まぁいっか!」

そう言って、○○くんはお家へと入って行きました。脱いだ靴はぐちゃぐちゃに散らかったままでした。

次の日、○○保育園でいつもの朝の準備が始まりました。○○くんもいつものようにトイレへと向かいます。

「ねえ○○くん。」

「うん?」

突然声をかけてきたのは○○ちゃんです。

「私は○○くんとあんまり仲がいいのか悪いのかわからないから言えるけど、脱いだ靴ぐらい綺麗に並べたらどうかな?」

「え、どうして?」

「だって、他の人がトイレに入ろうとする時ものすごい迷惑なんだもの。」

「僕は散らかってても平気だよ。家に帰ってもいつも脱ぎっぱなしだし。」

「○○くんが平気でもみんなは迷惑なんだよ!」

「どうしたの?大きい声なんか出して。」

そこに○○くんと○○くんがトイレから出てきました。

「あっ、ごめん。」

○○くんは入口に散らかっていた○○くんの靴を踏んでしまいました。

「あっ、ごめん。」

次に出てきた○○くんはなんと○○くんの靴を蹴っ飛ばしてしまいました。

「あ~あ・・・。」

「・・・、ねえ○○くんは自分の靴を踏まれても平気なの?蹴っ飛ばされても平気なの?」

「それは・・・」

「もしいいなら、○○くんの靴を玩具にして遊んじゃおっかなー。みんなでどんなことして遊ぼっかなー。」

「そ、それはあんまりだよ!ひどいよ!」

「じゃあ自分の靴ぐらい綺麗に並べなさいよ。全く、トイレの入り口の前で散らかった靴を見て他の人がどんな気持ちになるのかわからないのかな?あっ、それからもう一つ。」

「?」

「家に帰ってからも自分の靴は並べた方がいいよ。○○くんのお父さんお母さんが良くても、お家に入って来たお客さんが見たら二度と○○くんのお家には入りたいとは思わないだろうから。」

そして○○くんがその日お家に帰って来た時です。

「ただいまー。」

「・・・自分の靴ぐらい綺麗に並べておこう。〇〇ちゃんも言ってたし。」

「そういえば、前にここで女の人の声が聞こえたけどやっぱり気のせいだよね!いない人の声なんて聞こえるわけないもん!」

そう言って、お部屋に行こうとしました。

「・・・玄関の鍵。」

「・・・えっ?」

「玄関の鍵、ちゃんと閉めた?」